紹介!プレイエルで録音されたショパン

ロシアのピアニスト リュビモフによるプレイエルアップライトピアノで録音された「ショパン」をご紹介します。

私は本当に感動すると「無になる」感覚があり、その感動を言葉にすることなどできなくなります。何はともあれお聴きください。

リュビモフが弾くアップライトのプレイエル!ショパンが選び、弾いたであろう1843年製の銘器の響き。

リュビモフが弾いている楽器は、なんと1843年にフランスの名工プレイエルによって製作された「シリアル・ナンバー10112」の『アップライト・ピアノ(ピアニーノ)』!

1843年、プレイエルの工場でショパンは自分のアパート用に「シリアル・ナンバー10113」のアップライトを選び、同時にパトロン(であると同時に隣人)だったナタリア・オブレスコフ用に「シリアル・ナンバー10112」のアップライトを選んだのだが、社交で求められた場合には、ショパンはこの「10112」も度々弾いたに違いないとされており、今回リュビモフが弾いている「10112」はショパンと特別に縁の深い楽器の1つなのです!

『アレクセイ・リュビモフ ~ショパンの家のピアノにて』

【曲目】ショパン:子守歌変ニ長調 Op.57

【演奏】アレクセイ・リュビモフ(ヒストリカル・アップライト・ピアノ/プレイエル1843年製作、シリアル・ナンバー10112)

【録音】2019年8月26日-29日

ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)