『ピアノ解剖』体験記

リシュモア音楽院代表横山ペテロさんによるクリスマス特別レッスン『ピアノ解剖』に参加させていただきました。

開始早々、言葉のとおりペテロさんがピアノを「大解剖」😲!グランドピアノとアップライトピアノそれぞれを解体し、ピアノの内部を見せて下さいました。

次に、子ども達一人一人に解体したグランドピアノの白鍵と黒鍵、アップライトピアノの白鍵と黒鍵を合計4本持たせて下さり、鍵盤の長さ比べ😲!一瞬で心を奪われた娘は興味深げにずんずん前の方へ行き、楽しそうにペテロさんのお話を聞き始めました😊。

ピアノ解体のあとお話はピアノの複雑な構造についてに進みます。

①音の高さは弦の長さと太さによって変わる ②グランドピアノとアップライトピアノの鍵盤の長さの違い ③鍵盤の仕組みはシーソーに似ていると、大きく3つのテーマに沿って6歳の娘でも理解できるよう身振り手振りを加えて楽しくお話して下さいました。

お話は「響きについて」に続きます。

”この音聞こえるかな?タイム”では、音叉がどこで1番響くのか?を体感しました。音叉をフローリングの上に置いたり、鼻・顎・頭の上にタケコプターのように当ててもらったり…。音がよく聴こえた瞬間、子ども達は皆一様にハッと嬉しそうな表情をしていました。オルゴールを使っての実験もありました。いろいろな場所に置いてみましたが、柔らかい木の上がよく響きます。

最後に、一人一人実際にチューニングハンマーを持って調律体験をさせていただきました。

帰宅後の団らんで、「1番楽しかったのは調律体験!(チューニングハンマーを)ぐいって曲げると音が上がったり下がったりするのが不思議で、すごく楽しかった!」「オルゴールは柔らかい木の上だと音が響いたよ!」と、娘はとても楽しそうに感想を話していました。

ニコニコ😊お話しされるペテロさんに、普段は恥ずかしがり屋の娘がこくこく頷いたり、積極的に発言したり…。他のお子さんたちも皆楽しそうに学んでいて、とてもあたたかい雰囲気が印象に残りました。

クリック1つで物や情報が簡単に手に入ることに慣れてしまっている時代にあって、子供は「ピアノ=鍵盤を押したら音が鳴るもの」とだけで完結してしまうこともあるかもしれません。しかし、音が出る仕組みを体験し知ることができれば、「一音一音を聴き、大切に弾く」ことができるのでは?と感じました。

6歳にしてペテロさんの『ピアノ解剖』レッスンに参加することができ、娘は幸せだなぁと思います。そして、大人である私と主人も終始目(と耳)を離せない時間となりました。

新たな発見と貴重な経験の機会をいただき本当にありがとうございました。